
【大学院とは?】
大学院(graduate school)とは、大学において所定の単位を習得し、学士の資格を得た人びとが、さらに専門の学問を究めるための研究・教育機関です。概ね博士前期課程(修士課程;master’s course)と博士後期課程(博士課程;doctor’s course)が置かれ、それぞれ修士論文・博士論文を提出、審査(論文そのものの検証と口頭試問、その他外国語等必要な試験)に合格することで、修士号・博士号の学位が得られます。いずれも、その人物の専門的学識、研究能力を保証する証明書のようなもので、一部の教職や研究職に就くには前提となる資格※1です。
本学の場合、大学院では通常の教職課程・学芸員課程等も履修可能ですし、前者の一種免許状はもちろん、中学・高校の各種専修免許状が取得できます(詳しくはこちら)。就職状況についても、一時期は「人文系の大学院へ進学すると就職できない」といわれましたが、それこそ中学・高校や博物館から、卸売業・情報通信業・保険業等々まで、学部と同じく多彩な業種へ修了生を輩出することができています(詳しくはこちら、29頁を参照)。
- ……博物館の学芸員や大学の教員など研究職の公募では、「博士の学位を有する者、もしくはそれと同等の研究能力を有する者」との要件が付くのが普通です。 ↩︎
【本研究科の概要】
本研究科では、幅広い教養と柔軟な思考力を持ち、世界と未来に開かれた新しい知を創造する力を備えた研究者を育成します。そのため、文化の総体の探究、現代社会との連結、語学能力の重視に重点を置いた実践教育を行い、社会・文化の発展に貢献しうる人物の養成に努めます。
このうち前期課程では、研究者の育成はもちろん、高度な専門知識を培うことによって、一般社会における職業的能力の向上を目指します。後期課程では、国際的な水準で広く活躍し、将来、各々の学問分野で研究・教育を担いうる人物を輩出してゆきます。
【専攻】
本研究科には、以下の8専攻が設置されています。いずれも、院生でも研究成果の報告可能な学内学会を持ち、研究論文の執筆が可能な機関誌を刊行しています。また中央図書館内に、院生が自分の机やロッカー等を持ち集中して研究に打ち込める、専攻別の研究室(院生室)が配置されています。
●哲学専攻 ……西洋思想全般の伝統を哲学的に研究します。〔policy〕
●史学専攻 ……日本史学、東洋史学、西洋史学の3つのコースが設置され、コースの枠を超えた研究活動も行っています。〔policy〕
●国文学専攻 ……国文学(古典文学・近代文学)、国語学、漢文学の研究を行っています。〔policy〕
●英米文学専攻 ……英米の文学を<西欧文明>という大きな実態の一環をなす営みとして研究することを目指しています。〔policy〕
●ドイツ文学専攻 ……ドイツ語圏の文学・芸術・文化を、ヨーロッパの歴史的・文化的な文脈の中で理解し、流動化する現代で生きぬく指針を見出すことを理念としています。〔policy〕
●フランス文学専攻 ……フランス文学・フランス文化・フランス語について、高度なテクスト読解と分析の能力が備わるカリキュラムを設置しています。〔policy〕
●新聞学専攻 ……マス・コミュニケーション理論、ジャーナリズム論、メディア分析を中心に据えたカリキュラムを設置しています。〔policy〕
●文化交渉学専攻 ……さまざまな文化間の交渉の姿を跡づけ、これを通じて東西世界で新たな文化が生み出されていく過程を詳しく研究します。〔policy〕
※〔policy〕……各専攻の3つのポリシー(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)へジャンプします。
【入試情報】
●入試説明会 ……各専攻にて年2回(6月・11月頃)開催しています。入試はもちろん、カリキュラムや支援体制(奨学金等)、進路状況についての説明のほか、現役院生が質問にお答えする場合もあります。本サイトにて情報を共有してゆきますので、ご注目ください。
●入試方法 ……春・秋の2回行われ(秋は一部の専攻を除く)、主に外国語の筆記試験と、専門分野についての論述問題から構成されています。過去問については、入学センターにて公開されています。また、いずれの専攻でも、願書提出前に専攻事務室まで連絡すること(指導教員になってほしい教員と相談すること)を推奨しています。事前に専攻事務室(学科事務室と同じ、文化交渉学専攻のみ独立して設置)まで連絡を取ってください。なお、2026年度入試の詳細はこちらを参照してください。
